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るつぼ提出、六作目。
魔法使いが書きたい!
ドカーンと派手な魔法を使いたい! という願いから書き始めたはずが、いつの間にやらロバの話に……(一陽)
≪恋愛シミュレーション 一次審査応募フォーマット≫
このファイルに直接記入し保存した後、マイページ>提出>個別シナリオから提出してください。
【概要】
100文字以内。簡潔な表現で記入してください。簡潔に表現できない場合は設定やストーリーの流れに無理があったり複雑過ぎるなど問題を抱えている場合が多いです。見直してみましょう。
┏━━概要開始━━━━━━
イルヴァーナの前に現れたのは、『天才魔術師メレディス・カーライル』を名乗る一頭のロバ。
赤毛で赤目で目つきの悪いそのロバは、イルヴァーナに自分の身代わりをしろと命じてくる。
┗━━概要おわり━━━━━
【設定】
┏━━メインキャラ━━━━
[名前]
メレディス・カーライル
[性別]
男性
[年齢]
17歳
[体サイズ・体格]
人型:180センチくらい。中肉。しっかりした体格。
ロバ:ごく普通のサイズ。イルヴァーナの胸辺りに背中がくる感じ。体毛は赤茶色。口先だけ白い。
[髪型]
人型:赤色。肩を越すくらいの長さ。三つ編みにしている。(三つ編みにすると、肩に掛かるくらいの長さ)。前髪を半分顔の前に垂らしている。
ロバ:たてがみが赤い。少し長め。一部だけ、アクセントとして三つ編みになっている。
[顔つき]
人型:つり目。瞳の色は濃い赤色。キツそうな顔立ち。自信満々。見下したような体勢、目つきで笑っているのがデフォルト。
ロバ:目つきの悪い、柄の悪そうな顔立ち。捻くれているような表情。
[性格]
ひねくれもの。あまのじゃく。ツン、で俺様気質。傲慢。横暴。自信過剰。
[職業]
魔術師
[ユーザーキャラとの関係]
元兄弟弟子。今は家畜と世話人。
[口調・セリフサンプル]
『なにしろ俺は天才だからな!』
『ま、不味くはない、な!』
『黙れ、化け猫! こいつに手ぇ出したら、この国の総力を持って吹っ飛ばすぞ!』
『無視するんじゃねえ! この俺様を無視するなんて、イルヴァーナのくせに生意気だぞ!』
『俺が元に戻るまでめいっぱいコキ使ってやるから、覚悟しろ』
[服装]
人型:魔術師の服をかなりアレンジしたえんじ色の制服、裏地が赤い黒いマント。動きやすい、軍人のような制服。手袋・ブーツ着用。マントは短め。三つ編みの先に日本風か中華風の宝石つきの髪留め。
ロバ:三つ編みの先に宝石つきの髪留め。背中を覆うマント。暗い赤色で幾何学模様が入っていたりします。
┣━━ユーザーキャラ━━━━
とくに設定のない項目は空欄で
[名前]
イルヴァーナ・バッセル
[性別]
女性
[年齢]
16歳
[誕生日]
[体格]
小柄。155センチほど。標準体型。
[髪型]
茶色い髪。背中の真ん中辺りまでの長さ。リボンで無造作にひとくくり。
[顔つき]
のほほんと穏やかそうな。丸くてかわいい感じ。黒い瞳。
[性格]
笑い上戸で、押しに弱い。
いつも明るく笑っていて、苦労していても苦労の顔を見せない。
言動がちょっと天然で、普通の人とはズレているところがある
[職業]
翻訳魔術師。
[メインキャラとの関係]
昔、同じ師匠の下で修行した弟子仲間。
[口調・セリフサンプル]
「ええーっと。なにか、変なものでも食べたのかな、ロバさん?」
「わかった、協力するよ。何をすればいいの?」
「……む、むり、ムリ! 絶対無理!」
「私にはできないよ!」
「し、師匠に、事情を話していいなら、協力する。できないなら協力しない!」
[服装]
オーバーオールにゆったりめの上着。
┣━━サブキャラ━━━━
とくに設定のない項目は空欄で。複数いる場合はコピーして追加
[名前]
ミュラン・キッシュ
[性別]
男性
[年齢]
人間の年齢だと30歳くらい
[誕生日]
[体格]
二足歩行の猫。140センチくらい。黒い体毛に覆われている。しっぽは長め。
[髪型]
単発
[顔つき]
猫顔。可愛らしい顔。鼻はピンク。
[性格]
基本的には穏やかで優しい性格。芯が通っていて、曲がったことや不条理が大嫌い。必要だと判断すれば、キツイお仕置きをすることがある。
[職業]
翻訳魔術師
[他キャラとの関係]
イルヴァーナの魔法の師匠。
[口調・セリフサンプル]
「メレディスくんの呪いについて、一つだけ心当たりがあるんですよ。これから故郷に戻って、調べて来ようと思います」
「ええ。王族が管理している王立図書館に、この呪いについて書かれた本があったような気がするんです」
「大丈夫ですよ。あなたなら、大丈夫。私がいなくても、立派にやり遂げられます」
「こんなことを言ったら叱られるかもしれませんけどね……あなたは、気楽にしていればいいんです」
「向こうに着いたら手紙を出しますから。心配しないで待っていて下さいね」
[服装]
紺色の上下を着ている。ブーツを履いて、帽子をかぶって、リボンタイをつけていることもある。
┣━━舞台設定・世界設定━━━━
◆舞台となっている国について
・レイア王国。小さい国。
・王制。
・一夫一婦制。
・精霊信仰をしていて、火の精霊を祀っている。(正確には火の精霊の眷属)
・『ブレンドレルの紫』の舞台と同じ大陸です。
・ワイアンド帝国と同盟を結んでいる。
・ワイアンドとハイムリックの戦争に魔術師を派遣している。
・兵士の質はあまり高くないが、魔術師のレベルはなかなかのもの。
◆魔術師たちについて
・炎の魔術師が多い。
・魔術師を養成する施設がある。
・施設に入らず、魔術師に弟子入りする者もいる。
・炎以外の魔法の使い手も、バランス良く育てている。
・魔術師たちは魔術棟で生活している。
・宮廷魔術師は、魔術等に個室を与えられている。
・魔術棟には研究施設や魔法に関する資料などが充実している。
◆魔法について
・魔法の基本:精霊と契約することで魔法を扱う権利を得る。国や地域が契約している魔法は、威力や効力がアップする。
・因子:魔力を魔法に変換するための力。有り体に言うと『魔法の才能』のようなもの。因子の数と鍛え方によって、魔術師のレベルが決まる。
・翻訳魔法:動物たちの声を聞く翻訳の魔法。情報収集用の魔法。渡り鳥や敵国で飼われていた動物から話を聞き出すことで、有力な情報を得られることがある。口さがない者からは地味で役に立たない魔法だと言われることも。
・翻訳魔法の習得方法:指に白い染料で魔法の文様を入れていく。動物の種類ごとに文様の形やパターンが異なる上、習得する人間の体質に合わせて調整しなくてはならない。文様は目立たない。書き直しは可能。
・翻訳魔法で聞くことができる動物の言葉:鳥、猫、犬、馬、牛。(種類によって通訳の精度は変わってくる)
・『魔法』を扱う者を『魔術師』と呼びます。『魔術を使う』は誤用になります。
・魔法の種類は大きく分けて『土・水・火・風』の四つ。
┗━━設定おわり━━━━━
【プロローグ】
1000文字~3000文字程度。キャラ設定や概要を読まなくても容易に理解できる内容で書いてください。プロローグの出来不出来が審査結果に最も反映されます。
┏━━プロローグ開始━━━━━━
メレディス・カーライルは自他共に認める天才だった。
この国一の炎の魔術師に師事し、たった数年で頭角を現した希代の魔術師である。
老練の魔術師たちに百年に一人と言わしめるほどの才能の持ち主で、国内だけでなく近隣諸国にまでその名が知れ渡っていた。
その類ない魔法の才能を見込まれ、大国の姫君がぜひ自分の結婚相手にと申し入れてきたのは、つい先日のこと。
風の噂によると、数ヶ月後には相手先の国で盛大な結婚式が執り行われ、見事王族の仲間入りを果たすことになるらしい。
今はその準備に追われていて、王宮内にある魔術棟にこもりきりだという話を風の噂で聞いていた。
だから、今、私が直面しているこの状況は、何かの間違いだと断言できる。
私の前に立ちふさがり、ものすごい目つきでガンを飛ばしてくるこの赤毛のロバが、自分のことを“メレディス”だと名乗ったり、“うっかり呪われてロバになっちゃった”って言ったように聞こえたのも、全て翻訳魔法が何かの単語を間違えて翻訳してしまったに違いない。そうとしか考えられない!
『おい、聞いてるのかイルヴァーナ!』
もしかしたら! これって馬語用の翻訳文様だから、ロバはちょっと違うのかも! ほら、方言? みたいな感じで。
『無視するんじゃねえ! この俺様を無視するなんて、イルヴァーナのくせに生意気だぞ!』
いやいや。それとも、翻訳魔法用の文様がかすれちゃってるのかも? 一度チェックし直したほうが……。
『なんとか言え、コラ!』
「ぎゃ!」
大きな頭でがつんと頭突きをかまされて、私はその場に尻餅をついた。
『ふん! 相変わらず鈍臭い奴だな! 翻訳魔法なんてマイナーな魔法に鞍替えしたせいで、ますます弱くなったんじゃないか?』
目の前のロバは、謝るどころか鼻をふくらませ、馬鹿にしたような表情で私を見下ろしてくる。
うわあ。この横暴な口ぶりと大きすぎる態度、メレディスにそっくり! これで見た目がロバじゃなかったら、メレディスそのものなのになあ。
『いーかげんに理解しろよ? いくら落ちこぼれでも、俺の言ってることくらい分かるだろ? そのための翻訳魔法なんじゃないのかよ』
顔を近づけて、私を上から睨みつけてくる。
ロバにはあるまじき迫力に圧され、私は愛想笑いを浮かべながらじりじりと身を引いた。
「ええーっと。なにか、変なものでも食べたのかな、ロバさん?」
『だから! 俺はロバじゃねーって言ってるだろーが!』
「じゃあ、ラバさん?」
『ラバでもねえ! メレディスだ! メレディス・カーライルだ!』
さらに顔を突き出して、血走った赤い目で私を睨んでくる。
うわあ、目の色までメレディスと同じだ。
人間のメレディスは、髪も目も、この国では珍しい鮮やかな赤い色をしているんだよね。
『……くそ! やっぱ通じてねえんじゃないのか!? だから翻訳魔法なんてのは、役に立たねえって言ったんだ!』
ロバは忌々しげに唾棄すると、ケッと舌打ちした。
あれ? この会話……前にもどこかでしたことある?
私が首をひねる間にも、ロバの愚痴は加速していく。
『だいたい、火の精霊を奉るこの国に『翻訳魔法』なんて必要ねーんだよ! 鳥や馬の話を聞いて何が楽しいって言うんだ!? “北の賢者”だか“翻訳魔法の先駆者”だか知らないが、あの胡散臭い“黒猫魔術師”ごと、この国から追放しちまえばい――』
「メレディス! 師匠の悪口は止めて!」
とっさに叫んだ私の言葉に、ロバはにやりと歯を見せた。
『そうだ。メレディスだ。やっと納得したか“落ちこぼれ”』
この笑い方に、この物言い――確かにメレディスそっくりだけど……。
「……うそ」
『ったく、相変わらず頑固だな! なんならお前の恥ずかしい過去を順番に暴露していってやろうか!? 弟子入り初日にシャルロット師匠の家の中で遭難して、捜索隊が組まれたこととか、ホームシックにかかって眠れないからって、俺の部屋にこっそり忍びこ』
「わーっ! わっわっ!」
過去の赤っ恥事件の数々が脳裏によみがえり、とっさにメレディスの口を両手で塞いでしまった。
ど、どうしよう。このロバ、本当にメレディスなのかも。
どう見てもロバの顔なのに、だんだんメレディスに見えてくるようになっちゃったよ……。
『口を、ふさぐなバカ!』
メレディス? はぶるぶると頭をふるって、私の手から逃れるように後ろへ下がる。
『窒息させる気か!? 証拠隠滅か? ふん、昔から野生っぽいとは思っていたが、さらに輪をかけて粗雑な性格になったらしいな』
ぐちぐちと文句を言い続けるメレディスの声を聞きながら、私は自分の左手を目の前にかざしてみた。
親指と小指を除く三本の指に、白いインクで文様が描かれている。
そのうちの一本……人差し指に絡まるように描かれた文様が、淡く輝くように反応していた。
これは馬語を翻訳している印で……メレディスがロバの言葉を話している証拠でもあった。
(姿を変える魔法はたくさんあるけど、言葉まで変えてしまえる魔法は存在しないって、ミュラン師匠が言ってたよね……?)
――ってことは……、
「本当に呪いにかかっちゃったの……?」
呆然と呟くと、メレディスは実に不愉快そうに眉間にしわを作った。
「だってメレディス、呪いを解いたり弾いたりするの得意だったじゃない?」
『……運が悪かったんだよ』
口をとがらせて、メレディスは私から目をそらす。
『とにかく、この姿とこの言葉じゃ何もできない。お前に協力してもらうしかないんだ』
悔しそうに歯ぎしりし、メレディスは私を見た。
確かに、ロバの姿では人と話すことも、物を持つことも、魔法を使うこともできない。だからこそ、翻訳魔法を習っている私の所に来たんだろう。
だんだんとメレディスがかわいそうに思えてきて、私は尻込みしそうになる気持ちを抑えて大きく頷いた。
「わかった、協力するよ。何をすればいいの?」
『俺になれ』
「へ?」
問い返した私に、メレディスは企むような笑みを向けてきた。
『俺が元に戻るまで、俺のフリをして周りをだまし続けろ』
「……む、むり、ムリ! 絶対無理!」
『無理じゃねえ! やれ!』
「私にはできないよ!」
『お前一人の力でどうにかしろなんて言ってねーだろ』
そう言うと、メレディスは背中にかかっていたマントを咥えて、引っ張るような動作をした。
『これと、いくつか必要な道具を混ぜて、幻惑系の魔法道具を作る。簡単な作業だからお前にもできるはずだ』
「で、でも……」
『俺がこんなに頼んでるのにダメなのか? 元兄弟子が困ってるってのに、手を貸してやろうとは思わないのか? ワイアンド王女との結婚がダメになったら……お前、責任取ってくれるのか?』
“頼む”と言うより“脅す”に近い口調で、ぐいっと距離を縮めてくる。
その迫力に負けて、言わなくてもいいことをつい口にしてしまった。
「じょ、条件付きなら、引き受けてあげてもいいけど」
『条件?』
メレディスの声が険悪になるのを感じながら、私は必死に声を絞り出す。
「し、師匠に、事情を話していいなら、協力する。できないなら協力しない!」
『師匠……あのケットシー族のか?』
「ミュラン師匠だよ! いい加減に名前くらい――」
『そうだな……あの人は気付くだろうしな。あとは大魔導師様やシャルロット師匠、主立った魔術師たちにも知らせておいたほうがいいだろう』
「へ?」
『それから国王陛下もだな。お前がヘマしたときにフォローしてもらわないといけないし』
口にするのもはばかれるような偉い人たちの名前を呟きながら、メレディスはトコトコと私の周りを歩き出した。円を描くように回り続けるのは考え事をしている時のクセだ。
『よし。そうと決まったらお前の師匠の所へ行くぞ』
「え、え、うそ!?」
却下されると思ったのに、メレディスはあっさり承諾して師匠が暮らす研究室に向かって歩き出した。
数時間後。
優等生の仮面をかぶったメレディスは人の良い師匠をあっさりと説得し、協力を約束した師匠の口から国王陛下や大魔導師様たちに“代理作戦”が伝えられ、あれよあれよという間に“私がメレディスの身代わりをする作戦”が国家公認の作戦として認められてしまった。その上――。
「メレディスくんの呪いについて、一つだけ心当たりがあるんですよ。これから故郷に戻って、調べて来ようと思います」
大魔導師様たちとの会談を終えて戻ってきた師匠は、手際よく旅支度を整え始めた。
「し、師匠が直々にですか!?」
「ええ。王族が管理している王立図書館に、この呪いについて書かれた本があったような気がするんです。あの場所に入れる人間は限られていますし、メレディスくんの秘密を知る人間を増やさないためにも、私が行くのが一番良いでしょう」
「…………」
ショックのあまり立ち尽くす私に、師匠は柔らかい笑顔を向けた。
「大丈夫ですよ。あなたなら、大丈夫。私がいなくても、立派にやり遂げられます」
そう言って頭を撫でてもらったけど、素直に頷くことはできなかった。
だって、メレディスのフリをするってことは、王様の前に立ったり、結婚相手のお姫様と話をしたり、たくさんの魔術師たちの前に姿を見せたりしなくちゃいけないんでしょう? しかもメレディスになりきって、自信満々に振る舞わなくてはならないんだよね?
そんなの、私にはできない。絶対にムリだ。姿だけ似せたって、別人だと気付く人が出てくるに決まってる。
「イルヴァーナ」
名前を呼ばれたとたん、訳の分からない感情が胸に込み上げてきて、思わず師匠に抱きついた。
「こんなことを言ったら叱られるかもしれませんけどね……あなたは、気楽にしていればいいんです」
「え?」
「仮に失敗してしまっても、困るのはあなたではなくてメレディスくんですからね。それに、万が一のために大魔導師様たちも策を考えてくれています。……あなたは、あなたにできることだけをやればいい。無理をして、出来ないことまでやろうとしないこと。いいですね」
「……はい」
ふわふわの肉球で背中をぽんぽんと叩かれて、不安で一杯だった心が落ち着いてくる。
「向こうに着いたら手紙を出しますから。心配しないで待っていて下さいね」
私を安心させるようにニッコリ笑い――師匠はケットシー族の国に旅立った。
『ここまでは作戦通りだな』
しんみりした気持ちで師匠の背中を見送っていた私の耳に、邪悪な声が飛び込んできた。
おそるおそるそちらを見ると、こちらを見ていたメレディスと目が合った。
『これからお前を“俺に”してやるから、魔術棟にある俺の部屋から解呪系の本を片っ端から運び出して来い』
「え?」
『それが終わったら、俺の名前でこれから言う物を買い集めてこい。まずは――』
メレディスはその後も、あれを用意しろだとか、これを買ってこいだとか、食事の時間や嫌いな食べ物などなど、一度聞いただけではとても暗記できない量の命令をしてきた。
途中から覚えることを諦めて、ぼーっと話のほとんどを聞き流していた私は、
『イルヴァーナ』
「へ?」
呼ばれて我に返ると、目の前に満面の笑みを浮かべたメレディスの顔があった。
あまりにも爽やかすぎる微笑みに、ぞーっとしたものが背中を走る。
『俺が元に戻るまでめいっぱいコキ使ってやるから、覚悟しろ』
――かくして。我が儘で横暴で俺様なロバとの共同作戦が始まったのでした。
┗━━プロローグおわり━━━━━