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≪恋愛シミュレーション 一次審査応募フォーマット≫
このファイルに直接記入し保存した後、マイページ>提出>個別シナリオから提出してください。
【概要】
100文字以内。簡潔な表現で記入してください。簡潔に表現できない場合は設定やストーリーの流れに無理があったり複雑過ぎるなど問題を抱えている場合が多いです。見直してみましょう。
┏━━概要開始━━━━━━
バレンタインが近づいたある日。
夕理という女の子は、ユーザーキャラのあなたに、チョコレートを作るために奮戦していた。
┗━━概要おわり━━━━━
【設定】
┏━━メインキャラ━━━━
[名前]
夕理
[性別]
女
[年齢]
17
[体サイズ・体格]
[髪型]
[顔つき]
[性格]
言葉使いは乱暴で、がさつに見えるが、実は繊細な心を持っているさびしがりや。
[職業]
高校生
[ユーザーキャラとの関係]
幼馴染
[口調・セリフサンプル]
「なんだよ。お前か」
「おい。早くしないと遅れるだろう」
「なんだよ……先にってのは……」
[その他]
┣━━ユーザーキャラ━━━━
とくに設定のない項目は空欄で
[名前]
[性別]
男
[年齢]
17
[誕生日]
[体格]
[髪型]
[顔つき]
[性格]
[職業]
[メインキャラとの関係]
幼馴染
[口調・セリフサンプル]
[その他]
夕理に向けてはそっけない態度を取るが、部活の後輩の理沙に向けては優しい態度に豹変する。
┣━━サブキャラ━━━━
とくに設定のない項目は空欄で。複数いる場合はコピーして追加
[名前]
理沙
[性別]
女
[年齢]
16
[誕生日]
[体格]
[髪型]
[顔つき]
[性格]
[職業]
[他キャラとの関係]
[口調・セリフサンプル]
[その他]
┣━━舞台設定・世界設定━━━━
バレンタインの近づいたある学校での話。
夕理という女の子はユーザーキャラに思いを込めてお菓子を渡そうとする。
だが、彼に向けてお菓子を渡すほかの女の子の存在や、自分の作るお菓子がお粗末なものである事から、悩み続ける。
┗━━設定おわり━━━━━
【プロローグ】
1000文字~3000文字程度。キャラ設定や概要を読まなくても容易に理解できる内容で書いてください。プロローグの出来不出来が審査結果に最も反映されます。
┏━━プロローグ開始━━━━━━
俺は朝、隣同士に住んでいる幼馴染を家まで迎えに行くというのが日課になっている。
いつものように、幼馴染の家のインターホンを鳴らすと、彼女の母親が出てくるはずであった。
「なんだよ。お前か」
そう言い、憮然とした表情で家のドアを開けたのは、夕理という女の子だ。
彼女はすでに制服に着替えており、頭に三角巾をかぶっている。
「お前が料理なんかやると、人死にが出るからやめておけ」
「なんだよ! 会っていきなりそれなのか!」
俺はこいつの料理を食ったことがある。彼女の両親が一口食べてギブアップするほどだ。
その中で、皿に盛られたチャーハンを半分に減らした自分の度量は、今でも自慢できる事だろう。
彼女がドアを開けると、後ろから甘い匂いがただよってきた。
そういえば、もうそろそろバレンタインの時期である。こいつは、ガラにもなく色気づいているのだろう。
「もう支度はできてるからすぐに出るよ! ちょっと待ってろ!」
俺の考えを見抜いているように、顔を赤くして怒って言った夕理は、家の奥まで歩いていった。
二人で一緒に登下校のために歩くのはいつもの事だ。これから四月を迎え三年生になると、俺も忙しくなってくるだろう。こいつに付き合っていられるのもいつまでの事になるだろうか?
二人で歩いて学校に着く。校門の前には女の子が待っていた。
「先輩。おはようございます」
そう言ったのは理沙である。彼女は自分と同じ部活に入っており、よくはなす女の子である。
「先輩のお口に合うか分からないですが」
そう言って差し出してきたのは理沙の作ったクッキーだ。
来たるバレンタインの日に備えて、今から練習をしているらしい。
彼女は家庭的な女の子だ。よく母親の料理を手伝っているというし、彼女の作った料理の試食をさせてもらった事もある。
理沙の作ったクッキーが俺の口に合わないなんて事はまずありえないだろう。
「ありがとう。おいしくいただかせてもらうよ」
そう言って、俺は彼女のクッキーを受け取った。
「おい。早くしないと遅れるだろう」
その最中、夕理が後ろから声をかけてきた。
「先に行っておいてくれよ」
俺は夕理に向けてそう言う。
「なんだよ……先にってのは」
蚊の泣くような声で言う夕理の言葉を特に重要な言葉だとは思わず無視した俺は、理沙との話に戻っていった。
そこに夕理から俺の足元に蹴りがはいる。
「いてぇ!」
「へんだ! 俺は先にいかせてもらうぜ! お前は遅れちまえ!」
そうやって吐き捨てた夕理は、逃げるようにして走りながら校舎の方に向かっていった。
昼休みに、夕理は俺の教室までやってきた。
「よお。珍しいな。何をしに来たんだ?」
「ちょっとな……」
後ろに何かを隠しながら言った夕理は、自分のほうを向かずに横を見ながら俺に向けて後ろに隠しているものを渡してきた。
「これ……食ってくれよ」
いびつな形にラッピングをされているが、それは中にクッキーが入っていると分かるものだ。
包装紙はくしゃくしゃでリボンの両方の長さもまったく違う。
「別にいいが……」
不安になりながらも包装を開けてみると、中から黒々とした物体が現れ、焦げたような匂いが中から噴出してきた。
「これは……チョコレートクッキーか?」
「違う……焼きすぎて焦げたんだ」
わずかな望みで問いかけた質問も、自分の事を深淵の闇の中に叩き落す以外の効果を持たなかった。
もらったからには受け取る以外にないだろう。
俺は、そのクッキーもどきを恐る恐る自分の口に運んでいった。
「やっぱだめだ!」
夕理はクッキーを持った俺の手を叩き落して、クッキーの箱も俺から奪い取った。
「悪ぃ! 俺、お前なら食べてくれるなんて思って……つい……」
落ちたクッキーを拾って、夕理は教室を出て行く。
「次はもっとましなものを作ってくる」
そう、最後に残していった。
放課後になると、俺と夕理は一緒に並んで帰る事がいつもの事になっている。
俺は先に校門の前に着き夕理の事を待っていた。
夕理の部活はそう遅くなるものではないはずである。それなのに、西日がさし始めるくらいになるまで俺は待たされていた。
そこに携帯に着信が入る。夕理からだ。
『いつまでそこにいるんだよ。帰れないだろう』
初っ端からそう言った夕理。
『昼にあんな事があったのに、どう顔を合わせろっていうんだよ。先に帰っておけ』
あんな事というのは、昼休みの事だろう。だが、あれの何が悪かったのかが分からない。
『鈍い奴だな……』
夕理は話し始める。
『あのクッキーは、調理実習の時に、みんなに馬鹿にされたもんなんだよ。どうしても悔しくてさ。誰かに食べてもらいたかった。
だけどあんなもんだろう。誰も手をつける奴なんていなかったんだ。
そん時さ……あの事思い出したんだ。
昔、オレの作ったとんでもないチャーハンを食ってくれた事があったろう。あん時すごく嬉しかったのを思い出してさ……。
だけど、そんなもんに甘えてちゃいけないよな。やっぱ作ったものを美味しいって言ってもらって、相手にも喜んでもらえるのが一番なんだからさ。そんな逃げ方をしたのが情けなくて……』
夕理の声は、話しながらもどんどん小さな声になっていった。俺は、初めて彼女の言った弱気な言葉に、何と答えるべきか分かりかねて何も言わなかった。
『オレがこんだけ恥ずかしいことを言ったんだから、さっさと帰れ! いいな!』
そう言い、夕理は電話を切ってしまった。
┗━━プロローグおわり━━━━━